血液型
「だ~から あなたは O型なのよ。
大らかで、気前が良いってのが あなたの本分。
今日も、ごちそうさま~」
「暗いのよね~。 なんっか、チマチマしてて
・・・まあ、まじめっていう
言い方もあるけどね、A型って」
「あなた、AB型でしょ。
やることなすことハチャメチャだもの」
「なんてったってB型よね。 情熱があって、
個性的で、センスが良くて、それでいて
バランスがとれているのよ。
そう、まさしく私のようにね。うふふ」
マチコは、なにかというと
血液型を持ち出して人を判断する。
言われると、そうなのかな と妙に納得して、
自分をその方向に位置づけたりする人もいて、
なかなかやっかいな現象になっていた。
ところが、社内の健康診断の後、
マチコの様子が一変した。
なんか暗い。 ボーッとしている。
「いったい、どうしたん?」と たまが聞くと、
「私ね、三浦綾子さんが
一所懸命 生徒に教えてきた教科書を、
終戦後に 黒く塗りつぶした箇所を読んで、
涙が出そうになった。 自分が信じてきたことが
覆(くつがえ)されるなんて、たまらないわよね。
私、今、そういう心境なの」
「んな、たいそうな・・・・・・」
いきなり文学少女っぽくなったサチコは、
握りしめてた健康診断書を たまに差し出した。
血液型の欄には「A型」とあった。
おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい
何型でも「道ありき」 おちゃらかほい
会食
このご時世、なかなか人と集う事もできませんが、
以前は同期と 会食する機会がよくありました。
医療 健康 食事 ファッション
行事 教育 エトセトラ。
たまに 遠方から参加する人もいて、
話があまりにも飛び回るので 目をくりくりしました。
でも、 しまいには
どうにか つじつまが合うから 不思議です。
なんてことはない
とりとめのない話を あれこれするだけです。
けれど 確かめてる。
今日も みんな 元気だな。
えいこら 生きてるね。
そうして 安心したら、
どっこいしょっと
根付いたレストランの椅子から
立ち上がるのでした。
主義
何かの教えだとか
嫌な奴が食ってたからとか
そんなごちゃごちゃ考えずに
自分の体に聴きながら
食べればいいと思うんだ
おいしく食べようね
せっかくのごちそうなのに
ぐちをふりかけちゃ
もったいないよ
自然農法
自然農法の玄米と野菜を
宅配して貰ったことがあります。
お芋やズッキーニ、人参等々。
どれも器量の悪い連中。
かつて、ほったらかしの庭畑で、
雑草の中から採れたやつを思い出しました。
自然農法というのは、肥料も農薬も使わず、
自然のままに生きる力を
最大限に引き出す農法なのですが、
私の場合は、単に、「めんどくさくなさそ~」
という理由で、 大賛成した経緯があります。
実際は、たえず作物の様子を観察し、
研究に研究を重ねてこそ、安定供給しえるもの。
やはり、
農家の方々のご苦労は大変なものであろうと思います。
大切に、 美味しく、 いっただっきまぁ~っす!
という私たち夫婦も、現在自然農法挑戦中。
退職後に農夫初心者となった夫の周りを
強烈な日光にあたると頭痛を起こす私は
あーだこーだ言いながら ちょこまか手伝っています。
これまでの収穫物は
宮古黒豆=玄米と一緒に炊いています。
えんどう豆 さやいんげん
玉葱=何個か水ぐされさせてしまいました。
大根 人参=地盤が固いせいか、
奇妙な形の根菜ができます。
じゃが芋 さつま芋 にんにく=これは大成功でした。 島らっきょう=息子の好物で送りました。
黄色い島人参 ブロッコリー
カリフラワー=小さな青虫が一杯で、
ほとんど切り捨てました。
なぜか、ブロッコリーは大丈夫でした。
小松菜 チンゲン菜 レタス キャベツ
にら ネギ かぼちゃ
イタリアンパセリ=これは使いやすくて大好きです。
トマト 苺=ほとんど虫が食った後、
我らがいただきました。 シークヮーサー
パパイヤ=これはほっといてもできます。
ばんしるー トウモロコシ等々
いや~、こうやって書いてみると
ようやっとるな~、私たち。
今日も農作業を終えてこの記事書いています。
(掲載は明日です)