歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

空を見上げよう

別に聞かれてない

「助けて」なんても言われてない

大きなお世話をして 

疲れきるのはよそう

 

ちまちまと人や家族の機嫌をとる

それも一種の承認欲求

嫌われるのが

怖いだけかもしれないよ

 

気づきをもっと 

自分と人と世界の

ためになることに使おう

空を見上げよう 

高く高く生きるんだ

 

イヤなのは イヤだけど

このところ 夜中に 蚊が やってきます

なるべく 殺虫剤を使いたくないので

暗闇の中 パチリ! パチリ! と

格闘することになります

ほとほと疲れ果てた 三日目の晩

また ブ~ン・・・・・・・・・

 

その時です

 

こんな小さな蚊の羽音が聞こえる!

わたしは なんて 幸せなんだろう

 

そう思ったのです 心から

 

イヤなのは イヤなんですけど

いいかげんに やめよう

会ったとたんに

「太った?」とか

「瘦せた?」とかって言うの

 

それより

「最近どう?」

「何か楽しいことあった?」とか

「わたしね 面白いの見つけたんだよ」とか

わくわくするような話で 始めようよ

 

ゆるす前に

ゆるす前に 認めないと

傷ついたことを

それを 受け止め

慰めてからの 話でしょ

 

傷つけた人を きれいごとで

いいよ いいよ なんでも感謝だよ

と ゆるして 付き合い続けるんじゃない

「わたしは 他の人に 絶対 あんなことをしない」

と 決心するんだ

自分の 肥やしにして

思いやりの花を 咲かせるんだ

言えること 言えないこと

「感謝する」は 言えるけど

「感謝しなさい」は 言えない

 

「許す」は 言えるけど

「許しなさい」は 言えない

 

待つしかないんだ

その思いが 自然に芽生えるまで

 

「愛する」という言葉

 

欧米人ならまだしも

わたしにはハードルが高い

 

ましてや

見知らぬ「隣人を愛せよ」

なんて言われても 困る

 

「思いやる」「尊重する」なら 言いやすい

 

そして 人として

 

「思いやりなさい」「尊重しなさい」も

言いやすい

感謝

「感謝しなさい」って 言うけれど

感謝は 内から湧くもので

強要されて 出せるもんじゃない

 

「ありがとうは?」って 礼儀として 

子どもに 言わせたりはするけれど

 

「感謝しなさい」は なんか

押しつけがましくて 言えないなぁ