歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

犬さわりますか?

f:id:tamacafe:20200430143602j:plain

散歩をしていたら、

小学校低学年くらいの男の子と女の子が

フェンスに持たれて遊んでいました。

女の子の右手には子犬のひもが巻き付けてありました。

 

このご時世、マスクもなしで歩いていたので、

そのまま通り過ぎようとしたら、

 

「おはようございます!」と、男の子の元気な声。

その後すぐさま

 「あ、違った。今、お昼だった。 俺は外国人か? 

 日本語がわからないのか。こ、こんにちは」

一人であたふたと言い訳しながら挨拶しています。

その様子がなんとも可愛くて、

こちらも「おはこんにちわ~!」と返しました。

 

バイバイして歩いて行くと、

今度は背後から女の子が「犬さわりますか?」と、

問うてきました。

 

「え?」突然の申し出にちょっとびっくりしました。

 

「いえ、大丈夫です。ありがとう」

 

何が「大丈夫」なのか? 

私の日本語も変になって別れました。

 

私は犬が苦手です。

幼い頃、自分の背丈を上回る犬に

組み伏せられたことがあるからです。

 

それでも、子どもがもらってきた犬を

飼っていたことがありました。

どうしても、

散歩に連れていってやらなければならないときは、

朝早く眠い目をこすりこすり行きました。

人通りが多くなると、吠えまくるからです。

 

だから、こんなに嬉しそうに散歩させてもらえる

女の子の犬は、幸せだろうな。

 

そして、ふと思いました。

 

一人で散歩している私が、寂しそうに見えたのかなぁ。