継続は力なり
今日は「スポーツの日」なんですね。
カレンダーを見て初めて知りました。
何でも、2020東京オリンピック開催を記念して
「体育の日」が特例で今日になったとか。
オリンピックと言えば、
今年から競技種目に加わるはずの「空手」
選手の皆さんは、
開催をどれほど心待ちにしていることでしょう。
「世界一になりたければ365日来い。
一日でも休んだら、指導しない」
かつての私の空手の師匠は、
そのまた上の師匠にそう言われたそうです。
そして、大師匠の内弟子のように
運転手やら何やらこなしながら 日々稽古に励み
見事 空手選手権で
団体ながら世界一に輝くことができました。
音楽の分野では、
ベルカント唱法を学んでいた私の師匠は
毎年イタリアに通い
もとミラノ座の音楽監督をなさっていた方から
直接指導を受け、その方が亡くなった後は
唯一のお弟子さんに付くようになりました。
楽譜の左上に数字が書いてあるので何かと尋ねると、
この曲を練習した数だとのこと。
同じ曲を何十回繰り返しても、まだ足りないそうです。「そんなに~?」と驚く私に、
「クラシック歌曲は 奥が深くて飽きないの
だから200年以上も歌い継がれてきたのよ」と
嬉しそうに瞳を輝かせて言っていました。
「継続は力なり」といいますが、
「継続できることこそ力」なんだと思いました。
その力の源は 空手の師匠にとっては「大きな目標」
であり、音楽の師匠にとっては心を揺さぶられた思い
「感動、憧れ」といったものでしょうか。