歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

思いは伝わってるよ

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亀吉は 息子の太郎が 大学を辞めて 

調理師の道に進んだのが 気にくわない。

 

だから 無口に輪をかけて 太郎を無視してしまう。

 

そんな亀吉が 好きそうな料理を 

太郎は せっせと持ってくる。

 

「腹一杯だ」 「食いたくない」 と、 

 

太郎の目の前では 決して喜ばない亀吉だが、

いなくなったら こっそり口にしたりする。   

 

太郎の味が じわじわと 亀吉の心に沁みてくる。