年金

姉に　「あんたも　一応　自分の年金の具合　

調べてもらってた方が良いよ」　と促され、

被保険者記録紹介なるものをやってみました。

電話で「私の年金の記録を知りたいのですが」

と告げると、詳細な記録が送られてきます。

数年前、保険番号の統一化かなんかで

役所に呼び出された時には、ずいぶんと横柄な

対応でしたが、一連の不祥事の後、

電話の受け答えから、迅速なサービスまで、

えらい変わりようでした。

姉は、数年間のブランクが気になって

問い合わせたとのこと。

確かに会社勤めをしていて、支払っていたはずなのに、

その記録がない。

なんとか証拠はないものかと探していたら、

３５年前のアルバムに、

給与明細を貼ってあるのを見いだしました。

喜び勇んで役所へ。　ところが、それを持ってしても、

データには上がってきません。

係の人は数時間かかって調べ上げ、結局、

役所の名前入力ミスだと分かりました。

訓読みが、音読みに表記されただけで、

姉の記録から抹消されてしまっていたのです。

その期間の納付が認められ、結果として

四十数万円戻ってくることになったそうです。

「お金は有り難いけれど、自分の働いた過去が　

証明されたようで　嬉しかった。　

でも　一番嬉しかったのは、係の人が　

額に汗して一所懸命探してくれたこと」　

と、姉は言っていました。