歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

「自分を愛すること」の違和感

スピリチュアル系の本で よく 言われるのが

「自分を愛すること」です。

 

わたしはこの言葉が どうも苦手です。

おそらくアガペー(神の愛)の思想が

定着していない日本人は誰も 

苦手なんじゃないでしょうか?

 

「愛」という言葉を使い慣れてないのです。

ですから「自分を愛すること」と言われると 

どうしても 自己中心的な人間や 

ナルシストを思い浮かべてしまいます。

 

でも この言葉を「自分を大切にすること」

「他人を愛すること」を「他人を尊重すること」

に置き換えると しっくりきます。

 

さて「自分を大切にする」過程で 一時期 

他人を遠ざけたことがありました。

 

まず 自分 とにかく自分を守る ことに 

固執してしまったのです。

 

そうすると だんだん 楽しくなくなってきました。

 

そんな時 たまたま 他人から

「ありがとう」を言われ とても嬉しくなりました。

 

ああ やはり 人と関わること そして 

感謝されることは わたしにとって 

大切なことなんだな わたしを喜ばせることなんだな 

と あらためて感じました。

 

でも それまでの わたしは 

ありがとう依存症のところがありました。

 

人の「ありがとう」が いつのまにやら

「あたりまえ」になってしまっていても 

せっせと奉仕し続けたのです。

 

アニータの著書でいうところのドアマット状態

(人々に踏みつけられる傾向の人)です。

 

そこで「自分を愛する(大切にする)こと」

の登場です。

 

自分のエネルギーが枯れてしまっては 

人を助けるも何もあったものじゃありません。

 

「嫌だ」と言えないばかりに 

身体が拒否反応を起こして

病気になったりするのが落ちです。

 

ですから 今は 

「ここまではやってあげよう」という線を

引くようにしています。