歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

子どもの心の育てかた

お母さん、お父さん。

どうぞ子どもを甘やかすことを決して恐れず厭わず、

一生懸命にかわいがって育ててあげてください。

いい子にしているときにかわいがるのではなく、

どんなときにも愛してあげてください。

子どもは愛されることで、いい子になるのです。

               「はじめに」より

 

沢山の著書を通して 親子を幸せにしてきた

佐々木先生のラストメッセージ

画家の岡田千晶さんの挿絵とともに 

枕元に置いておきたい本です。

 

以下 目次から抜粋してまいります。

 

トイレトレーニングなどは、𠮟りすぎも、

ほめすぎも、どちらも子どもの自律を

妨げることにつながります。

 

「𠮟られてもすぐに忘れる」

「失敗しても同じことを繰り返す」

これは、幼児期の子どもの大きな長所です。

 

子どもの反抗は、喜ぶべきものです。

「だって」が始まったら、

「やっと来たか」と、その後の成長を

楽しみにしながら接しましょう。

 

「なんでもひとりでできるようになること」

が自立ではありません。

他人との調和のなかで主体性を発揮して

暮していくことが本当の自立です。

 

競争心、協調性、このふたつを健全に育てるには、

たくさんの友だちを家によび、

友だちの家にもたくさん遊びに行くことです。

 

「ひとりで何かに取り組むこと」は

勤勉であることとは違います。

勤勉さとは、仲間のなかで

何かの役割を果たそうと務める姿勢です。

 

長所をできるだけたくさん指摘してあげてください。

短所や欠点はそのあとから

ほんのちょっぴりだけでいいのです。

 

差別感の芽生えはしかたのないことですが、

大事なのはそれを乗り越え、人間の本当の価値、

同情ではない本当の平等を理解することが

できるように教育することだと思います

             以上「もくじ」より

 

まだまだ続きますが 内容に興味が湧きましたら 

お手に取ってみてください。

 

子どもの言うことを、じゅうぶんに聞いてください。

子どもののぞむことを、惜しみなく与えてください。

それだけで、子どもの心は育ちます。

                「おわりに」より