残暑厳しき折 たまは 南部鉄の風鈴を頂いた。 軒先にぶら下げて 鈴虫のように軽やかな 時には 遠い寺の鐘が響いてくるような 深い音色を楽しんでいた。 チリリン コ~ン チリリン コ~ンンン 蚊取り線香が揺蕩(たゆたい) 微かな秋の気配に酔いしれて たまは …
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