ガマコに相談されて、ブーコは考えていました。 ど～したもんかな～。 辛い気持ち、 わかるしな～。 自分の事などそっちのけで、 ガマコの悩みを悩んでいました。 ふと見ると、当のガマコは 煎餅をかじりながら テレビを観て大笑い。 ちょっと、 あんた、 ど…

いいとか 悪いとか 正しいとか まちがいだとか 考えすぎたら 逃しちゃうよ なんか いい風吹いてきたなと思ったら 感性の帆を めいっぱい張ってみるんだ 自分のリズムが あるはずだ そいつを感じたら ただ身をまかせてみるのさ 乗れ！ 飛べ！ 踊れ！

うとうと昼寝をしていたら 遠くで かなづちをふるう音 とんとんとんとん 風になびく 竿いっぱいの洗濯物 ぱたぱたぱたぱた さっさかさっさ だれかが お庭を掃いている ああ そんなとき 平和だな～ しあわせだな～って しみじみしみじみ 思うんだ

ノブコ先生は、参観日にどんな授業をするか、 悩んでいました。 実は、ノブコ先生、 あまり勉強が得意ではないのです。 明日の理科で、何しよう・・・・・・？ ノブコ先生は思いきって、 気象庁に勤めている叔父さんに 聞いてみる事にしました。 太陽の大き…

「先生、 来てくれるかなぁ」 アツシは キョロキョロ見回しました。 先週の日曜日 バレーボールの大会に 三年二組担任の ユカリ先生が応援に来たんだ と マユミが自慢していました。 マユミは さかんに 「先生 来てね。絶対 勝つからね」 と アピールしてい…

三年一組担任のサエコ先生は、 子どもたちが 次々と泣き出すので、 びっくりしました。 五人目の子の手元を見ると、 何やら紙切れを持っています。 「それ、 先生によこしなさい」 と言って取り上げました。 その紙には、 ウンコの絵と 「むかつく！」の文字…

心の整理がつかない だよなあ この部屋の有様だもの テレビで サッカーの中田英寿さんが イタリアの住まいを訪問したインタビュアーに 「きれい好きなんですね」と言われて 「きれい好きなんではなくて、汚いのが嫌いなんです」 と答えたのが印象的でした。

「やらなくちゃと思いはするんだけど、 なかなか動き出す気になれないのよね～。 体もなんだか重たいし、私、うつ気味なのかな？」 たらたら片付けながら、カエデは言った。 手伝いに来てくれた姉のモミジが、きっぱり処方した。 「あんたね～。 だいたいコ…

「だっから、 なんで あんたは まとめてやろう なんて思うわけ？」 お手伝いＳＯＳを受けて カエデの家にやって来た 姉のモミジが言った。 部屋の中は、冷蔵庫の中身や食料品が散乱していた。 いつかやろう、いつか片づけようと思いつつ、 ズルズル引き延ば…

ある画家に 「君の絵は顔がでかい。そうとう漫画描いてただろう」 と言われた。 なるほど・・・たしかに・・・。 漫画が特に好きと言うわけではないけれど、 わたしは「その人」に見入ってしまうのだ。 細やかな感情を読み取ろうとして、 ついつい表情をクロ…

雨ニモ負ケテ 風ニモ負ケテ 雪ニモ 夏ノ暑サニモ負ケル ヒ弱ナ体ヲ持チ 欲モ有リ スグニ怒リ イツモ ウルサク シャベッテイル 一日ニ ソコラニアル適当ナモノヲ食ベ アラユルコトヲ 自分ヲ 勘定ニ入レテ ヨク見ズ 聞キモセズ 分カラズ ソシテ スグニ忘レテシ…

そんなに楽しそうだった？ だって ほかが つらそうだったんだもの。

病院に駆けつけ、集中治療室に入ろうとすると、 「お母さんは、外で待っていてください」 と看護師に止められた。 やがて通された場所には、きれいな産着に着替え、 鼻腔には綿が詰められた我が子が横たわっていた。 「なぜ！？ なんで、こんな急に？ どうし…

皮肉は やだな こころが冷めてしまうよ 冷めた心は 鳳凰木の側へお行き 生への情熱が かきたてられるから

「ちょっと待ってください！ ちょっと！」 母があたふたと 停車中のバスに向かって来た時、 マサヤはびっくりしました。 そして 「ああ、運転手が気づかなければいいのに、 早く発車してくれればいいのに」と願いました。 バスの中は、通学の高校生で一杯で…

のれんをくぐって 空を見上げたときの 女将さんの姿 美しいと思った 空を仰ぐ人の中に なにやら神々しいものを 感じることがある きっと その人本来の 輝く姿が 透けて見えてるんだろう それを思い出させるために 神さまは 虹をつくったのかもしれない

それじゃ どうしたらいいの？ 有名になったり 人の注目を浴びたいと思うのは いけないことなの？ 影にも 光をあてりゃいいのさ

たとえば じぶんちの留守番電話に いきなり 「元気？」 と入れておく すると かけてきた相手は いろいろしゃべるだろうから しばらく間を置いて 「では、代わります」 と入れる ・・・・・・・・・・・・・・・・ あとは 知～らない！っと

いつも一人 誰といても一人 どこにいても一人 手ぶらでこの世にやってきて 手ぶらであの世に還ってく 誰も連れて行けない 何も持って行けない 生は幻 人生のゲーム 愛せないなら 愛さなくったっていい 愛されないなら 愛されなくったっていい 自分も人もその…

漢方薬局の人に 「コーヒーって、体に悪いですか？」と聞いたら、 「悪いです。でも、がまんして ストレスになるくらいなら、飲んだらいいでしょう」 と言われた。 それが正しいかどうかは別として、 こういう答え方って、いいな。 こちらの気持ちを くみ取…

肩に力が入ってると 蹴りが決まらない

運動会が迫って、 一輪車競争の選手を出す事になりました。 「一輪車に乗れる人～」 スズコ先生が三年二組のみんなに聞くと、 ちょうど規定の三人が手を挙げました。 「あ～良かった！ じゃ、これで決まりね」 しかし、練習を始めて見ると、 なんと実際に乗…

ふたりは 歌っています 小鳥のように 明るい 楽しい きぶんなのです 今 ふたりが 歌っているのは お母さんの そのまた お母さんが 子どものころ 歌っていた歌 ふたりが いつか おとなになったとき その 子どもも そのまた 子どもも 歌うでしょう なつかしい…

自分の感性を大切に 今に生きよう

ろくな診察もせず 患者の顔すら見ずに 横柄な態度で話す医者に会うと こいつの世話にはなりたかねぇ ぜったい病気になるもんか って思うんだ するってぇと ヤブっつうのは あんがい 名医ってことなのかも知んねぇ

ひとっ飛びに行けないからって 落ち込むな ちょっとずつ ちょっとずつ とにかく進んでりゃいいんだよ

角を曲がったら 道の真ん中で陣取ってる猫と出会ってしまった そいつはあきらかに うちの犬より小っさいはずなのだが・・・ 背中を天に突き刺すかのように 大きくとんがらせて わたしたちを睨みつけたまま まんじりともせず 化け猫のように 妖気を漂わせてい…

動物愛護週間？

高校生のノリコは、物理が苦手でした。 いつも、赤点（３０点）ぎりぎりです。 来月は、学期末テストがあるというのに、 なかなか勉強もはかどっていませんでした。 そんな折、ノリコの親友のカズミがインフルエンザで 一週間ほど休むことになりました。 授…

バス停物語その２ 席取り名人の ばあちゃんが 乗り込んでくる という バス停もあった。 薄汚れた巾着袋を持ち、色あせた 抹茶色の頬被りをした 背の高いばあちゃんだ。 ばあちゃんは、どんなに混んでいても、必ず座る！ その秘訣はこうだ。 まず、バスに乗り…