2020-01-01から1年間の記事一覧
去年度末に「ブログ初心者講座」を受講し、 今年の元旦から始めて 「よし!毎日更新するぞ!」 と決意するも、一日だけ、お休みしました。 姉の召された日でした。 コロナ禍で、大変だったこと、学んだこと、 激動の年でした。 そんな中で、少しでも、 心が…
説明の義務はない わかる人には わかる・・・たぶん
話しを土産に 訪ねていって た~んと 話も 聞いてやり 泣いて 笑って 日が暮れて 夕餉をいただき そいじゃ また そ~んな お仕事が あってもいいなぁ
ゆっくり本を読もうと ファミレスに寄った。 早朝で 空いた店内に 若い女の子二人が キビキビと働いていた。 笑顔も爽やかで なかなか良い感じ。 ところが、厨房に向かうカウンターに入ったとたん、 「 あのさ~、 この前さ~、 携帯で ・・・ 」 「 へ~! …
給料日には、おいしい刺身を買ってやろう。 いつも、スーパーの残り物ばかりじゃかわいそうだ。 タカシもミンミも育ち盛りだというのに・・・。 父親がいれば、肩車して おでん屋に 連れてってやったかもしれない。 私に金持ちの彼氏でもいれば、 ベンツでス…
中学になったら、バイバイ。 高校生のカノンちゃんは お友だちにからかわれて 言い返しました。 「サンタクロースはいるもん!」 「じゃ、昨日は? 昨日も来たの?」 カノンちゃんは首を横に振りました。 「ほ~ら、やっぱ・・・・・・」 「中学生からは 来…
プレゼントを用意した 楽しみだな~ 楽しみだな~ 人の喜ぶ事を考えて 心が一杯の時は 自分の心配など 吹き飛んでしまうね
哲学科出の奥さんを持つ歯医者が、 こんな話をしてくれた。 新宿にある伊勢丹デパートへ 買い物に行った時のこと。 三歳の我が子が、しゃぶっていた飴を落っことした。 クリスマスシーズンでごった返す中、 飴はコロコロ転がって、 宝石の陳列されたショーケ…
私はかつてパニック症状に苦しんだことがあります。 運転中に突然心臓がバクバクし、冷や汗が出、 身の危険を感じて、車を路肩に停めました。 もともと運転は好きな方ではなかったので、 バスやタクシーを利用しましたが、 それ以来、仕事以外で出るのがおっ…
坐禅 マナミは タカオと このまま賃貸を続けるか 持ち家を建てるかで もめていました。 タカオ 「 いいじゃん。 アパートだってさ~。 今の広さで十分じゃん 」 マナミ 「 子どもが産まれたら どうするのよ。 年取ったら どうするのよ 」 タカオ 「 そんとき…
「マチコが言うのよね。 良いものを買って、 大事に、末永く使うのが賢い買い物だって」 クミコが彼氏に言いました。 「それなのに私ったら、 バーゲンと聞いたらすぐに飛んでいくし、 並んでいる列を見ると燃えちゃうし、 ウナギよりサンマの蒲焼きでいいっ…
ハワイ土産を持ってきた友人と、 フラダンスとウクレレの話をしているうちに 「久しぶりに歌うか!」ということになり、 三時間ほどぶっ通しで声を張り上げた。 いや~、気持ちよかった! ギターの調弦がうまくいかなかろうが、 少々音程が狂っていようが、…
時計は すでに 夜の十一時を回っています。 ほぼ 話しも尽きたのに、 二人の若い先生は 腰を上げようとしません。 せっかく 退職祝いをしてくれているのに 当の本人から 帰るとも言えず ハツコは 今日までの同僚が あらたに ビールを注文する姿を うらめしく…
「三年二組、白井勝子先生!」 わあー!! 担任発表の日、 三年二組の列に並んだ子どもたちから 大きな歓声が上がりました。 勝子先生だ! わ~い わ~い! と、嬉しくて仕方がない様子です。 でも、一人だけ、 百合子は 心配そうな顔をしていました。 「勝…
敬語を使うかどうかが問題なのではない。 どういう気持ちで使うかが大切なんだ。 臨時の若い女の先生が、 階段を下りていくベテランの男性教諭の後ろ姿に 親しく話しかけた。 教諭は振り向きざま 「私はあなたのことを認めていませんからね」 と言い放って、…
モトコ先生は、給食の残りが あまりにも多いので 気になっていました。 それで、食缶に半分も残るごはんを おむすびにしてみました。 すると、あ~ら 不思議! すぐさま 子どもたちの手が伸びて、 あれよあれよという間に おむすびが消えていきました。 それ…
植物は 切っても コップの中で またしばらく 芽吹くけれど 肉は 腐れるだけやもんな~
カナコは放課後、 合唱部の狭い部室で ピアノの練習をする。 ピアノには、上から下まで すっぽり覆う カバーが掛けられている。 タカシは恐い面を被って、 椅子とピアノの間にしゃがんでいた。 いよいよカナコがやってきて、椅子に腰掛け、 カバーを開こうと…
コロナ禍の中、 宅配業務が繁忙を極めていると聞きます。 人手不足にもかかわらず、再配達も度々。 暑い時には、冷たい飲み物を用意してましたが、 寒くなってきたので出し控えていました。 けれども、再配達してもらう時には、 栄養ドリンクなどをお渡しし…
このごろ朝はクラシック。 バロック音楽なんかいいな。 さわやかだし 空気まできれいになるような気がする。 歌曲では フィッシャー・ディ・スカウの ドイツ・リート 生まれて初めて 音楽で身の毛が立つほどの感動を覚え 「菩提樹」のレコードをすり切れるま…
病院の待合室で タツコはイライラしていました。 予約だというのに 「 先生が まだ 来てないんです 」 と だいぶ待たされていたからです。 何回か 「 まだですか? 」 と聞いた後、 とうとうタツコは看護師に言いました。 「 二時間近くも 待たされてるんで…
アサコにとって ほんとは どうでもいいことでした どっちが勝つか、 なんて。 若い肩に それぞれの国を背負って 競技する選手達は、それだけで 拍手ものです。 だけれども 「 どっちも がんばれ~ ! 」 では どうも 力がはいらないから みんなと一緒に 「 …
クヨコさんは 同僚が 休んでいるのが 気になっていました。 「私が、あんなこと 言ったからかしら・・・」 家を訪ねると お母さんが 出てこられて 「カナエは、部屋に 閉じこもったきり ご飯も食べないんですよ」 と言います。 その言葉を聞いて、 クヨコさ…
「もう、やだ。 死にたい」とつぶやくマナに お姉さんが言いました。 自己アピールが強すぎるんだね。 死にたい なんてさ たとえばさ 無人島かなんかに たった一人だと考えてごらんよ 死んだって だ~れも あら~! とか まあ~! とか言ってくれないよ そし…
街中を歩いていたら、後ろから 「もしもし」 どきどきしながら 目一杯の笑顔で振り向くと どこかの兄ちゃんが、携帯電話していた おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい ナンパじゃねぇのか おちゃらかほい!
相手の出方をうかがって コロコロ自分のスタンスを変えないようにしよう 自分の思っていることが基準 相手がどう思うだろうではなく 書き物だってなんだって こちらの手を離れてしまえば 後はどう思おうが相手の勝手 理解し合おうとする努力は大事かもしれな…
犬と散歩しているときに アメリカ兵にとっ捕まったことがある 軍のフェンスぎりぎりに歩くなと言うのだ どこの国よ! あんた何様? 日本語しゃべれ! 日本語! と 心の中で息巻いているうちに なんとか釈放された それ以来 ますます迷彩色アレルギーが高まっ…
近頃 ふさぎがちな タカコに お友だちが 綾小路きみまろのライブCDを 貸してくれました。 最初は 「 なによ こんな毒舌 」 と 聞き流していましたが、 いつのまにか 軽妙な語り口に引き込まれ ついには 吹き出してしまいました。 笑った後は 爽やかな気分…
「 ねえ、 あなた 聞いてるの? 」 トミコは タカオが 自分の話に いつも 上の空でいるのが 気に入りません。 家のことや 子どものことで 色々と 話したいことがあって 待ちわびているのに あ~ だの うん だの 生返事ばっかりで 自分に しっかり向き合って…