歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

誤算

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カナコは放課後、

合唱部の狭い部室で ピアノの練習をする。

ピアノには、上から下まで すっぽり覆う

カバーが掛けられている。

タカシは恐い面を被って、

椅子とピアノの間にしゃがんでいた。

 

いよいよカナコがやってきて、椅子に腰掛け、

カバーを開こうとした瞬間!

うが~!」と、タカシが勢いよく飛び出した。

 

きゃ~! こわい、助けて、え~んえん・・・

と、カナコが泣き出す――はずだった。

 

タカシは知らなかった。

恐怖にかられたカナコが、

どんなに狂暴になるかを・・・・・・。

 

 

 

おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい

自業自得よ おちゃらかほい!