歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

学級崩壊?

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五年三組は騒がしい。まったく授業にならない。 

メソコ先生の声が

消しゴムと一緒に 虚しく飛び回っている。

 

「こらー! おまえらー! 静かにせんかー!」

隣のクラスの イバヤー先生が 怒鳴り込んできた。

 

チッ! んだよ~ メソコはよ~ なにかっつうと 

イバヤー呼びやがってよ~ と 

子どもたちは面白くない。

 

だいたい普段の授業だって ひいきはするし 

すぐに感情的になるし 自分たちの目を見ず

てきとーにやってる様で 気にくわないのだ。

 

「どーすんだ おまえたち! まだ 騒ぐつもりか? 

え? なんか言ってみ ほれ!」

イバヤーに促されて

子どもたちは一人一人立ち上がると

その場しのぎで謝った。

 

「もう おしゃべりしません!」と カナコが言った。

「話しかけられたら どーすんだ? え?」と 

イバヤーはしつこい。

 

「話しかけられても 無視します!」と マリコ

次の子も その次の子も 

「話しかけられても 無視します」と宣誓した。

 

タカシの番になって タカシは言った。

はなぢかけられても 無視します!」 

 

一瞬 教室中が 凍り付いたかと思うと 

みんなが ぶっ!っと ふきだした

その後 大笑い 

泣き虫先生も 怒りんぼ先生も 大笑い

 

 

 

おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい

みんな笑って よかった ほい!

 

 

五年生のクラスでほんとにあったお話し。 

小学生っておもしれ~。