歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

授業参観

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ツネミが学校玄関に着くと、

タカシの友だちで 家によく遊びに来るゴロウが

ちょうど通りかかった。

「あ、おばちゃん」

「あれ、ゴロウ。 しっかり勉強しとるか?」

と言いつつ、ツネミがスリッパに

履き替えようとすると、ゴロウが聞いた。

「なんで、スリッパ履くの?」

「おまえ達がちゃんと掃除せんからじゃ! 

スリッパ履かなんだら、おばちゃんの靴下

真っ黒になってしまうがな」と、ツネミ。

ゴロウが すかさずこう言った。

 

おばちゃんち行った時にもそうなるよ

 

 

おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい

ストレートパンチくらった おちゃらかほい

 

これも、お友だちが実際に体験した恥ずかしい話。

 

私の授業参観の思い出は、あわててやってきた母が 

教室の窓際ですってんころりところんで、

スリッパが飛んだこと。

子どもが多い母は、一瞬でも目が合うと、

「はい! 来ましたよ」と言う事で、

さっさと別のきょうだいのいる教室に向かっていた。 

だから、「見せ場」がある授業では、

なるべく母と目を合わさぬよう、

引き延ばし戦術をした