歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

暗譜

f:id:tamacafe:20200509123425j:plain

カンツォーネクラスでは 4ヶ月に一度 

独唱の機会があります。

私は基本的に 原語 原調 で歌えるよう暗譜します。

10曲程度は 歌詞の内容も充分わかったうえで

歌えるようにしています。

原語もスラスラ書けるといいのですが、

そこまでは まだいっていません。

 

曲はイタリアとドイツのものが多く、

フランス語は苦手です。

「Sogno」「O mio babbino caro」「Firenze Sogna」

Voce'e notte」「Core'ngrato」「Ave Maria

「Auf dem Wasser zu singen」「Die forelle」等です。 

 

「よく、覚えられるね」と言われますが、

「覚えられる」のではなく

「忘れないようにしている」のです。

 

覚えたい曲は大きな紙に書いて、焙煎所に貼ります。

焙煎所では、豆たちを相手に気持ちよく歌います。

すると、程よい所で 豆たちの拍手が起こります。

一ハゼです。

はじめは、まばらなパチパチという音ですが、

次第にパチパチパチパチと万雷の?拍手になります。

二ハゼです。

 

車の中では 気兼ねなく 大きな声で歌います。

ある晩、いつものように窓を閉めて歌っていると 

通り過ぎる車の人たちが

クスクス笑っているようなんです。

 

何でだろう? 

暗くてこちらの顔は見えないはずなのに……と、

思いきや、車内灯がつきっぱなしでした!!!

 

************************************ 

 

 「歌えなくなったんじゃなくて、

 歌わなくなったんでしょう?」

 

「歳だから、歌えなくなった」と愚痴る生徒さんに、

オペラの蝶々夫人を二千回も歌った

三浦環さんが言った言葉です。