やぶ医者
パニック障害を起こし 不安な状態が続いて
初めて精神科に行った時の事です。
何時間も待たされたあげくに 通された診察室で
医者は 私の顔を ほとんど見ず
パソコンとカルテに目を落としたまま
決まり切ったような質問をあれこれしてきました。
そして 挙句の果てに
「テニスでもしたらどうですか?」
と 言ってのけたのです。
後ろ手に扉を締めると
わたしは むっつりとしたまま 会計を済ませ
病院の外へ出るなり 壁を蹴っ飛ばして
(小さく)叫びました。
「この~! やぶ医者!!」
そして 誓いました。
「二度とこんな所へ来るもんか!!!」
で その通りに なりました。
と なると? もしかして 名医?