コンチネンス外来
ありがとう
夜の間に せっせと働いて
朝のゴミ出しをしてくれる
わたしの体
コロナ禍の始まる前
アドベンチストメディカルセンター出前講座で、
排泄トラブルについて学びました。
なんと、健康な女性でも、
四人に一人が尿失禁を経験しているそうです。
頻尿、頻便、尿・便失禁だけでなく、
便秘や排尿困難など出ない方も合わせると、
男性もかなりの数になります。
そういう排泄を専門にしているのが
「コンチネンス外来」です。
コンチネンス(Continence:禁制)とは、
失禁(Incontinence)の反対語で、
「気持ちよく排泄ができる状態」
「排泄がコントロールできている状態」
を表す英語です。
作家の三浦綾子さんが、長い闘病生活の折、
久々にトイレへ行ってバケツ一杯分のうんちをした時、
「ものすごく嬉しかった」というようなことを
おっしゃっていて、私も朝のトイレを出る時は、
ほんとに「ありがたいなぁ」といつも思います。
「パンツは一生の友だち」著者の西村かおるさんは
排泄ケアナースの第一人者です。
本を読んで感動した私は、西村さんにお会いしたいし、
排尿排便についても少々トラブルがあったので、
思い切って受診しました。
ちょっと恥ずかしくもあったけど 楽しかった~。
お話が面白いので笑おうとすると
「はい!締めて!」とチビらないように激が飛びます。
笑う時、人はリラックスしているものなのに、
あっちを「締めて!」と言われた私は、
冷や汗タラリの笑い顔。なんとも奇妙な心持でした。
お腹に力が入るときは締めること。
2秒がまんして×30回×3回/1日
という具合に指導を受けました。
これは骨盤底筋体操というもので、
この体操をすることで
見事にトラブルが改善されました。
尿漏れを心配して早めにトイレに行くのは禁物。
早めに排尿すると膀胱が小さくなってしまう。
3~4時間は間隔をあけて排尿すること。
いったん我慢して尿意がおさまってから行くと
途中漏れしないそうです。
逆に排便は、便意を催してから15分以内にすること。
便意が消えてしまうと、
どんなに頑張っても出ないそうです。
骨盤底筋体操は早く始めるほどいいそうですよ。