歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

春ウコン

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友人に頂いた春ウコン(キョウオウ)の皮を、

スプーンでこそげ取り、

スライスして天日干しにした。 

後は、ミキサーで粉にして、

そのまま飲んだり、料理に使ったりする。

 

ウコンというのは、本来秋ウコンの事を言う。 

肝臓に良いとされるクルクミンは、

秋ウコンの方が、春ウコンの10倍もあるが、

ターメロンやクルクメン、フラボノイドなど、

胆汁の分泌を促したり、発ガン予防、

動脈硬化の予防等々、

精油成分は春ウコンのほうが6倍ほど高くなる。

こそげ取った皮は、もったいないので

大根の漬け物の色づけにした。

(普通は生の固まりを使う)

 

大根の漬け物

材料

大根三本 塩140g 砂糖1㎏ 穀物酢400㏄

 鷹の爪1本 春ウコン 親指大2片

(なくてもいい。

でも、あると、外側が鮮やかな黄色になる)

 

作り方

大根は洗って皮をむき、それぞれ4等分

(半分に切って、さらに縦に半分)

上の材料ぜんぶを大根が浸るくらいの

タッパーに入れて(大根から水が出るので、

必ずしもヒタヒタでなくてもいい)、

一日常温に置く。

翌日、冷蔵庫に入れ、三日目から食べられる。

 

 

友人のご主人はほうれん草のお浸しが大好きだ。

畑から取ってきたほうれん草を、

洗って土を落とすだけでも結構手間がかかる。

葉っぱはもちろん、根元の土を丁寧に落として、

太い部分には十文字の切れ目を入れ、茹で上げる。

その後、色止めで冷水にとるが、

シュウ酸があるため、他の野菜よりも長めにつける。

絞り、切り揃えて器に盛る。

鰹節とお醤油でいただく。

一束でも、茹でてしまえば、ほんの少しになる。

それを、そのご主人は、

奥さんが食卓につくのも待たずに 

バクバクぺろりと平らげてしまうのだ。

「人の苦労も知らないで!」

 

頭に来た奥さんは、ご主人に

「料理体験」をさせることにした。

もちろん、収穫からである。

その体験以来、ご主人は 深~く感謝して、

一箸一箸有り難く、頂いたそうである。