歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

心機一転?

f:id:tamacafe:20210831144400j:plain

開発のプロジェクトは 行き詰まっていた。

土地買収も、建設業者との折り合いもつかず、

打開策を出しても、上層部は別の案件にかまけて、

十分な審議もせず、いたずらに月日が流れていった。

 

現場の士気は、どんどん落ちていった。

 

そんな折、主任のカトウが 

自慢のふさふさ頭を丸めてきた。

 

若い者たちは、ハッとして 

すこし背筋を伸ばしたようであった。

その中の一人が聞いた。

「どうして、髪を切ったんですか? 

そこまで・・・・・・」

 

カトウは ぼそっと言った。

「五百円安かったから――丸坊主にすると」

 

 

 

おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい

おちゃらか そこいくんかい! の・ほい♪