歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

もったいない

f:id:tamacafe:20210829082354j:plain

「まあ、ちょっとしか手をつけないで・・・・・・」

家庭訪問に来た先生のために用意した

ケーキを見ながら、ツネミが言った。

「だって、しょうがないよ。 

先生は何軒も回るんだもの。 

そんなに食べられないから、

お茶だけにしてくださいって、

ちゃんと伝えたでしょ」と、タカシ。

 

ツネミ「ここだけ・・・取れば・・・」

タカシ「食べるの?」

ツネミ「食べ物を粗末にしちゃいけないし・・・」

タカシ「母ちゃんはそうやって、

ミンミの残りもボクの残りも 

み~んな平らげちゃうじゃない」

ツネミ「だって、もったいないじゃない。 

世の中には食べたくても食べられない人たちが

沢山いるのよ」

 

「それじゃ~、これは、もったいなくないの?」

タカシは、ツネミが いつも溜息をつきながら

つけている家計簿を持ち出してきて言った。

ダイエット食品・・・フィットネスクラブ料金・・・

体型補整下着・・・・・・。

 

 

おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい

おちゃらか 生ごみ処理機が欲しい・の・ほい!