歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

たまと珈琲物語

 

すべての時間が 家事と育児に

充てられているかのように感じていた日

 

ふと「自分も大切にしよう」と思い立ちました。

そして せめて 一杯の珈琲を飲む間だけは 

何にも煩わされず

「ただ 自分といよう」と決めました。

 

大切な自分 大切な時間だから 

いい珈琲を飲みたい!

 

調べてみると 

珈琲の農薬の問題に行き当たりました。

 

世界で一番農薬を使うのは綿花だそうです。

その次が珈琲で 

タバコと1,2を争っているそうです。

つまり 口に入るもので一番農薬が多いもの 

ということでした。

それで 無農薬の珈琲を選ぶようになりました。

 

ところが ある時 友人から貰った

無農薬珈琲がおいしくないので

よくよくパッケージを見ると なんと 

焙煎されたのが 二年前でした。

それからは 

焙煎日を気に掛けるようになりましたが

記入されてないのも多いです。

 

そのうち 珈琲を飲むだけでなく 

挽くときの香りも心臓にいいとの

研究報告がアメリカであったとのことで 

ミルを買いに行きました。

 

色々試してみたところ 

手動でゆっくり挽くほうが 

まろやかになることに 気がつきました。 

 

電動でグィーン!っとやると 速いのですが 

味がとがる感じがするのです。

今は ドイツ製コマンダンテミルが 

お気に入りです。

 

豆を買うようになって 

珈琲の鮮度も保てるようになりました。

 

自分のために ゆっくり豆を挽き 

丁寧にハンドドリップで淹れる。

そして じっくり味わう。

 

時間にすれば 

ほんの10分や20分のことですが

煩雑な日常を離れ 至福の時でした。