言葉

言葉は　言った本人に　一番効きます。

たとえば「暴飲暴食をしてはいけない」と言うと

言われた人は　相変わらず続けているのに

言った私は　その言葉に縛られてしまいます。

何かを成し遂げて

「さあ、今日はお祝いだ。

とことん飲み食いして楽しもう！」

と言われても、

「それは、自分へのご褒美ではなくて　

　自分いじめだよ」

なんて思ってしまうのです。

「人に甘えてはいけない」と言うと

それがブログのように　

不特定多数の人々に向けたものであっても

私自身は　甘えにくくなってしまいます。

誰だって説教されるのは嫌ですものね。

人の言うことなんて聞きゃしないんです。

発した言葉は　ブーメランのように　

自分に戻ってくるのです。

しつこく　しつこく　私にダメ出しする人がいます。

良いところを認めるどころか　

ほんの些細な欠点も見逃さずに　責めてくる人です。

その人にとっての「正しい意見」で

私のささやかな楽しみも　砕いてしまおうとします。

しまいには

「あんたなんか　いない方がいい」

なんて言い出す始末です。

私は　その人が　大っ嫌いでした。

それは　わたし　でした。