歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

道案内

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ノブコとマリコが家に向かって歩いていると、

若い男と女の人がうろうろしていた。

「どうかしたんですか?」と、中一のノブコ。

二人はノブコとマリコを見て、

一瞬出しかけた言葉を引っ込めたようであったが、

やがて、女の人が聞いた。

「あの、ここら辺に『居酒屋(いざかや)』ありませんか? 

たしか、

警察署の裏にあるって聞いたんですけど・・・」

 

「はい。 ありますよ。 

次の通りを右に曲がってズンズン行くと、

左手にあります!」 即答だった。

二人は礼を言うと、その方向に歩いていった。

 

「お姉ちゃん、すご~い! さっすが、

中の町少女探偵団のリーダーだけのことはあるね」

マリコ

「えっへん! ここいらは うちらの縄張りだからね。 あの二人、きっとカップルだぜ」

カップル?」

「うん。 今日の夕飯を彼女が作ってあげるんだ。 

アジの塩焼きかなんかだな」

 

さてさて、行き着いた先で、

「へ~い、らっしゃい! なんにしやす?」

と声掛けられて、唖然とする二人。

 

誰が「サカナヤ」つった!

 

 

 

おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい

子どもに聞く場所じゃなし の ほい!