自分がいなくなったら
この人がいなくなったらと 不安でしがみつくより
自分がいなくなったらと 考えてみたらどうだろう
私は どんな香りを残して 逝くだろうか
姿形を失って 自由に街を行き交いながら
自分を勘定に入れず人を見るって どんな気持ちだろう
生前葬 実際に棺桶に入ってみる
という体験もできるそうです。
人はどうあれ 自分の死は 実感が持てない
と言いますが
私は 風になってしまった自分を よく想像します。
そして 時折 思いでの風 なるものを感じます。
ただの風ではなく 過去が 凝縮して 訪れる風です。
逝ってしまった人々は
私たちを 責めるわけではありません。
ただただ 懐かしく 暖かく 見守ると同時に
励ましてくれる 存在です。