歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

芸術

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大道芸人

芸術は 

 

金と暇を 持てあました人の 道楽ではありません

 

私たちの 心の形 叫び 癒しです

 

 

 

我が家では 赤ちゃんの時から 

読み聞かせをしていました。

松谷みよ子さんの

「いない いない ばあ」は 大好評でした。

 

子どもたちは 中学生になっても 

読み聞かせを 喜んでいました。

なにせ わたしも 読むのが大好きだったからです。

 

「そんなに 本を読んであげてたら 本好きになって 

国語の成績も優秀なんでしょうね」

なんて周りの人たちから言われましたが 

そこは?でしたし 

自分から熱心に読むようになったのは 

なんと 30代からでした。

 

でも 子どもたちの感性は豊かで 

読み聞かせの後に描いた絵は素晴らしいものでしたし 

何より クラスの子の吐しゃ物を率先して片付けたり 

お年寄りの足を自然にさすってあげたりする 

優しい子に育ちました。

 

戦時色が濃くなってくると 

真っ先に 削られるのが 芸術分野です。

国家の一大事ともなれば 

歌っているだけで 逮捕されかねません。

 

アリとキリギリスのたとえを持ち出して

「こっちは懸命に働いているのだから 

遊んでいる奴らは 落ちぶれて当然」

と言わんばかりです。

 

でもね それでは 心が干からびていくのです。

人の痛みに共感する気持ちも

育むことが出来ないのじゃないでしょうか。

 

村岡花子さんは 日本を去る宣教師の

ミス・ショウから託された 赤毛のアン

「この物語は日本の子どもたちにとって

なくてはならないものだ」という強い決意をもって 

灯火管制のもと 官憲の目を逃れて 

翻訳し続けて下さいました。