表現
人にどう見せるか ではなく
自分を どう生かすか
わたしは 自信が無くなってくると
BGT(British God Talent)の
ポール・ポッツ氏を観ます。
オーディションの時 彼の服装は
くたびれた背広姿と何も期待していない顔でした。
それというのも 彼のそれまでの人生は
いじめと落胆の繰り返しだったからです。
これで最後と挑んだステージは
ただ一人彼を支え続けてくれた
最愛の妻に捧げるためでした。
歌い始めた途端「Nessum dorma!」は観客を圧倒し
スタンディングオベーションで彼を称えました。
審査員の一人は涙ぐみ 控室では
「ダイヤモンドの原石のように
本人も知らない才能を発掘できる瞬間が嬉しい」
と 感動を分かち合っていました。
中学の校内弁論大会で 学校代表のスピーチをした後
壇上から降りると 二人の生徒が近づいて来ました。
学校ではいわゆる「不良」と見られる彼女たちでした。
一体何だろう?と立ち止まると
「たま カッコ良かったよ!」と
わざわざ言いに来てくれたのです。
彼女たちの率直な賛辞がとってもとっても嬉しかった!
でも わたしからすれば 彼女たちこそ
カッコイイのです。
先生方や周りに あれこれ言われても
飄々として動じず
その上 なんと ピアノが上手なんですから!!