歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

なにゆえの体力?

ツネミの両親イネとカマ次郎が 

郷里からやってきていた。   

挨拶がてら遊びに来た 友人のカナメが聞いた。

 

「お父さん お元気そうですね。 

 とても 87歳には見えませんよ。 

 何か 健康法でも なさってるんですか?」

 

カマ次郎は 得意げに言った 

「毎朝 かかさず 乾布摩擦をしてるんじゃ」

「乾布摩擦!? 毎朝!?」

「そうじゃ。 その後には 

 30分かけて ストレッチしとる」

「ストレ・・・・・・お父さん すっご~い。 

 ナウイですね」

「それにな 指相撲も な」「指相撲?」

 

そばで聞いてた ツネミが 

いい加減にしときなさいよ 

と言いかけた時だった。

 

「なんね! この 紙袋は!」 

隣の部屋から イネの声。

「あ あの ちょっと 失礼」 

カマ次郎が そそくさと立ち上がり

部屋を出た直後

「あんったは もう! 

 何度 パチンコに行ったら 気が済むんね! 

 いったい いくら 無駄遣いしちょる 

 思うとるんかい! 

 毎日 毎日 ふらふら出歩いちょってからに!

 もう 今日という今日は堪忍ならん! 」

 

ふんぎゃ~バタバタと 壮絶バトルが始まった。

それみたことかと 苦笑いするツネミに 

カナメが言った。

なるほど 鍛えられてる・・・・・・

 

 

おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい♪

娯楽も ほどほどに の ほい♪

 

 

 

* 友だちのお父さんがモデル。 

パチンコではないが ほんま よう遊んどる。

喧嘩するほど中がいい とは 言うけれど

・・・・・・どうかな?