歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

口臭対策

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コロナ禍で、

マスクをするのが日常となってしまいました。

すると、口呼吸が増えたり、人との会話も減って

唾液の循環が悪くなり、

口の中が乾燥しがちになります。

そして、細菌が増えやすくなります。

 

気づいてない人ほど、

迷惑をかけているのが口臭です。

原因はいろいろありますが、

硫化水素やメチルメルカプタン等の

揮発性硫化物を含むその臭いは強烈。 

特に、四十過ぎの男性諸氏は、加齢臭も相まって、

歯周病による口臭がひどくなってくるので要注意です。  

それが周りの者に不快感を与え、ストレスとなります。

 

都内のあるタクシー会社では、

乗務員の口臭検査を毎日実施しているとのことです。 

 

ちなみに、私個人の口臭対策としては、

就寝前の念入りな歯磨き

(二本の歯ブラシを使ったりします)と、

デンタル・フロス(糸ようじ)。それに、洗口液。

 

ただし、アルコール入りの洗口液を

たえず使っていると、ばい菌のみならず

口腔内の七割とも言われる

常在菌をもやっつけてしまい、

バランスを欠いてしまうので、ほどほどにしましょう。

 

朝は、古代インドの医学書「アーユルベーダ」

にも登場するタングスクレーバー

(タングクリーナー)を使って、

口臭の主原因とも言われる

舌苔(ぜったい)を取り除きます。

 

歯ブラシでベロ掃除という人もいますが、

歯科医の中には、

かえって味蕾(みらい)の間に 

歯垢(しこう)を押し込んでしまうのではないか

という人もあり、私もそんな気がします。

タングスクレーバーの無い人は、一時的に

ステンレスの計量スプーンの大で

やってみてもいいかもしれません。

ベロをべ~っと出して、中心、左、右を

スッスッと撫でるようにこそげ取る。

決して、力一杯しないこと! 

その後に、もちろん歯磨きします。

 

―― ついでに ――

 

電動ブラシを使う人も増えてきましたが、

安物は毛先が雑で歯肉を傷つけたり

するので注意したほうがいいでしょう。 

柔らかく、毛先がラウンドカットさ

れたもので、開いたら早めに取り替えましょう。 

押しつけないようにソフトタッチで磨くこと。 

やりすぎると、知覚過敏を起こしてしまいますよ。

 

介護用には、指サックのようにはめて磨いてあげる

ラブ・ブラシという商品名のものや、

粘膜の掃除をするコップ洗いを小さくしたような

スポンジ・ブラシ等があります。

「頑張って磨いているのに、

虫歯や歯周病になってしまった」

という方もいます。チェックしてみると、

意外と磨き残しがあったりします。

 

「磨いている」と「磨けている」は違うのです。

 

でもでも、世界中でこんなに歯磨き「頑張る」のは

日本人くらいだ、と言われていますよ。

 

磨き過ぎが原因で歯の表面を傷つけてしまい、

 かえって細菌が付きやすく着色しやすい状態に

してしまう場合があります。

 

かつて義兄が「自分で歯石をとる」と言って、

尖ったものでガリガリやったことがありました。

それだけはやめてください!

歯垢は歯ブラシでとれますが、歯石は無理です。

かりに剝がせたとしても、その後の処理が問題です。

いかに歯面をきれいにして、今後つきにくくするか、

ブラシやラバーカップ等を使った研磨が大変重要です。

 

 

プロフェッショナルケアをしてもらったり、

指導を受けることで、もっと楽に

口腔内環境を整えることができますよ。

私も昨日、知り合いの衛生士さんに、

スケーリングとデンタルリンスしてもらい

ピッカピカになりました。

 

 

歯科医院を選ぶ際には、

予防指導をしっかりしてくれる

歯科衛生士さんのいる所を探しましょう。