「主」とは誰ですか?
劇作家で演出家 現在は芸術大学の
学長をなさっている平田オリザさんのお母様は
決して「主人」だの「奥さん」だのという
言葉をお使いにならなかったそうです。
入院先の看護師さんへの説明に困ったと
身内の方が言っていました。
差別を匂わせる言葉は頑として受け付けなかったと。
さて 聖書の「主」とは誰でしょう?
もちろん 神様を指した言葉です。
では 神とは誰でしょう?
インドでは「ナマステ」という
挨拶の仕方があります。
「あなたの中の神に敬意を」という意味だそうです。
わたしたちの誰もに宿る「神」
わたしたちの「良心」でしょうか。
どこかの宗教の都合のいいように
祭り上げられた神に盲目的に従うのではなく
わたしたち自身の 奥底から語りかける声に
耳を傾けたいものです。