病
故あって、 全身麻酔で 手術を受けた事がある。
初体験であった♪
手術台に寝て 静脈注射をするのだが
「あ~ら、 ごめんなさ~い」と看護師さん。
あのさ、一発で決めてよ・・・・・・いてててて。
針を刺すのは さることながら、
麻酔薬を注入する前の 薬が また痛い。
血管を 無理矢理広げて 進んでいくような感じ。
「それでは これから点滴で麻酔していきますね~」
看護師さん達の 私語が聞こえる。
手術はまだかいな? なかなか始まらない。
麻酔が効いてこないようだよ と
看護師さんに言おうと 呼び鈴を押した。
「何言ってんですか たまさん。
手術はもうとっくに終わりましたよ」
だって! うっそー!!
あたしの記憶は 看護師さんが点滴をしてから
まったく途切れてない。
自分はずっと起きてた・つ・も・り。
「二時間もぐ~っすり 寝てましたよ~」
と からかわれた。
いや~、 麻酔ってすごい!
医学の進歩は目覚ましい!
その恩恵を受けられる幸せ♪ と感謝感激。
生老病死は人生の四苦として避けられぬもの
と お釈迦さんが言ったらしいが、
友だちのシュウは、
「病は どうかな」とクエスチョンマーク。
体を気づかうことによって、
避けられるのではないか。
実際、 彼女のお母さんは
他界なさるその日まで 活動的であられたし、
彼女自身も、 幼い頃の虚弱体質を
みごとに克服している。
病を得たからといって 自分を責める必要はないが、
与えられた命を 精一杯ケアする責任はある。
深刻にならず、 さりとて あきらめず、
出来ることは すべて やる!
幸い、 しばらく安静の機会が与えられるので、
これまでの生活や 心の有り様を
吟味するのもいいこった。