あんたも こだわってんだよ
いばりくさってる人は嫌い
権威だの肩書きだのに振り回されたくない
常日頃からそう思っていた
「あなたのそう言う気持ちはホントだと思うよ。
でも、あなたは人の紹介をする時、
日本一になっただの、
こういう資格を持ってるだの、
たいてい肩書きから入るじゃない。
その世界の人から見れば偉いのかもしれないけど、
そんなの関係ない人にはどうでもいい事なのよ。
大事なのはその人が楽しんだり、
満足してやっているかじゃない?
あなた自身がこだわってるから出てくるのよ。
そして、自分には何もない、
という気持ちがあなたを落ち込ませているのよ」
キッツ~イ! 友の一撃だった。
うそ! この私が? まさか!
なんとか反論したいとジタバタしたが
手にしたお菓子が決定的だった
「ほら、今だって、金賞受賞で選んだでしょ」