歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

 [愛]と[愛情]はまったく別物

今回は「あるがままに生きる」足立幸子 

ナチュラルスピリットからの 抜粋です。

 

愛情と、《愛》は、全然違います。

《愛》というのは、無条件で、しかも厳しいのです。

 

ところが《愛》の下に《情》の字がつくと、

急に条件がついてきて、ドロドロしてくるのです。

 

ですからこれからは、みんながお互いに

《愛》の部分だけで接するようになれば、

本当に楽になりますね。

 

例えば、《愛》の部分では

「やってあげない方がいい」とわかっていても、

《情》の部分でやってあげてしまうことが、

私達にはいっぱいあるはずです。

 

皆様ご自分でチェックしていただきたいのですが、

人に対して、やってあげることによって

相手をダメにしていることが、

実はいっぱいあります。

 

《愛》の部分ではわかっているのですが

「やってあげないと、冷たい人だと思われる」

とか、良い子になろうとしているのですね。

 

本当にどうしても、

やってあげないといけない時以外は、

なるべくやらないようにすることです。

 

先日九州に行った時に、

吉丸房江先生の所に遊びに寄りました。

 

個展をやったあとだったので、

三日間酵素のお風呂に入って、

美味しいものを食べて、

のんびりしようと思って行ったのですよ。

 

そうしたら開口一番

「《情》の部分で接したら、

 あなたにご馳走をしてあげたいところです。

 でも今のあなたの体を見たら、断食が必要です」

と言われて、三日間酵素断食をさせられて、

お陰様でスッキリとして帰れました。

 

こういうふうに言われれば、私も納得しますよね。

確かにそうだと思って、

素直に三日間断食しました。

 

お礼の手紙を出しましたら、ご返事がきまして

「この次は《情》の部分で接しましょう。

 大歓迎します」と書いてありました。

 

本当に相手のことを思って本音で言えば、

絶対わかりあえますから、

《情》に振り回されないでいただきたいのです。

 

《情》に振り回されるために、

見えるものも見えなくなっているのですから、

《情》に振り回されないと、

物事の本質が見えてくるのです。(本文より)