歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

小さな恋のものがたり

大きな悲しみに うちのめされても 人は 

ほほえみかけられたら ほほえみかえしてしまう 

心はぬけがらでも 体は ふつうの暮らしを 

繰りかえしてゆく 繰りかえし動いているうちに 

じわじわと 心があったまってくる 

たくましい生命の不思議 (巻頭ページより)

 

大好きな みつはし ちかこ先生の漫画です。 

今年でデビュー60周年になられるのですね。 

若い頃 先生に憧れ 漫画家になりたくて 

町田市の御住所に手紙を送ったことがありました。

 

すると あの ほのぼのとした字体で 

万年筆のインクも鮮やかな 

お返事が届き 驚きました。 

そして ますます ファンになりました。

 

このたくさんの涙は 何かの種かもしれない 

わたしの庭に こっそりと 埋めておこう 

春・夏・秋・冬 そして また 春 

忘れたころに 芽を出して びっくりするくらい 

元気な花を咲かせるかもしれない(以下本文より)

 

何の話をしているのか さっぱりわからない 

仲間たちと 生き生きと話しているあなた 

海王星のように遠い

 

お父さんの 麦わらぼうしを アゴまでかぶっちゃう 

これが わたしの タイムマシン むかしの夏の 

においがして・・・・・ほーら みえてくる

 

ここではムリに 笑ったりしなくていい 

話したくなければ 話さなくっていい 

空気の中に やさしさが とけているから 

ここでただ ねたり おきたり たべたり 

トイレいったり しているだけで いやされてくる 

庭の花まで 安心して咲いているよ

              (わが家がいちばん)

 

「オーイ」親友が呼んでいる

「オーイ」山が呼んでいる 雲が呼んでいる

「オーイ」夏草たちが呼んでいる 

あなたがいなくても 大好きな夏が来たんだもの 

思いっきり抱きしめて 

トマトみたいに 元気になるわ