歌う珈琲屋さん

クラシック歌曲・オーガニック珈琲

謝礼

コンサートが終わって 

それぞれ 花束やらプレゼントやらを頂きました。

 

リハーサルの際に 先生とピアニストの方への花束 

そして まったく無給で 

すべての準備をしてくださった先生への謝礼も

出そうと言う人がいました。

 

「他では皆やっているのよ」との言葉に 

出演者一同は頷きました。 

 

本番終了間際に 申し合わせた人が 花束贈呈。

そして お客さんがはけた後に 

礼金を先生に渡そうとすると 

先生は 固辞なさいましたが 

まだ 人がいたことと 渡す人の押しの強さに 

いったんは受け取られました。

それが土曜日。

 

日曜日はみなゆっくり休んで 

月曜日の朝 

先生からラインメールが送られてきました。

 

おはようございます。

皆さま、昨日は心温まるメッセージ

ありがとうございました。

色々な場所で活動する皆さんを

わたしの門下生と言っては、

不都合のある方もいらっしゃるのではと思い、

控えておりましたが、

やはり「門下生」という響きは嬉しいものです。

ありがとうございます。

 

第一回を開催するにあたって、

色々なことを考えました。

「歌が上手になりたい!」

という共通の思いをもって、

レッスンに来てくださってることと、

私の公演なども応援してくださることに

大変感謝しております。

 

この発表会は毎年開催したいので、

私の希望としては、

普段のレッスン費以外の謝礼は

受け取りを控えたいと思っております。

 

レッスンに来てくださるだけで充分です。

色々な考え方があると思いますが、

私のわがままをお許しください。

次回お会いする時にお返しいたします。

お心遣いありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします

 

そして 

ボイトレの日にほんとに返していただきました。

 

先生が音大生だった頃 指導者の方たちに 

何かと謝礼を渡さなければならなかった事に 

うんざりしたそうです。

「お金のない人だっているのに・・・・」

だから ご自分が その立場になったら 

謝礼は受け取るまい と決めたとのことでした。